認定看護師とは、5年以上の勤務経験を有する看護師が、日本看護協会が定める615時間以上の認定看護師教育を修めた後に、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。
審査合格後は認定看護師としての活動と自己研鑽の実績を積めば、5年ごとに資格を更新できるというものです。
認定看護師は患者・家族によりよい看護を提供できるよう、認定を受けた看護分野ごとで専門性を発揮しながら認定看護師の3つの役割である「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めています。
21もの分野に分類される認定看護の専門分野のうち、当院で認定を受けている認定看護師を紹介します。
認定看護管理者/谷口 理恵 寺本 辰美 安部 弘美
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多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族及び地域住民に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することにより、保健医療福祉に貢献します。集中ケア認定看護師/中島 淳子
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患者さんが1日でも早く『その人らしい日常生活』を取り戻せるように、ひとりひとりの患者さまの状態を判断し日常生活の援助や早期に離床するなどの看護ケアをスタッフと共に考え・実践しています。また、呼吸ケアサポートチームに所属し、医師や臨床工学技士、理学療法士、歯科衛生士とともにチームを組み、患者さまが1日でも早く人工呼吸器から離脱出来るよう支援しています。
更に、新人教育を始とした院内研修を実施し、より質の高い看護が提供出来るようにスタッフ教育にも力を入れています。
感染管理認定看護師/山根 啓幸 松川 沙織
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地域の皆さん・スタッフを様々な感染症から守り、患者さんに安全で質の高い医療を提供すると共に、皆さんが安心して生活ができる環境をめざし日夜尽力しています。あわせて、最新の知見・科学的根拠に基づき、広島県感染症・疾病管理センター、ひろしま感染症ネットワーク等、様々な感染症対策の関係機関・地域の医療機関とも連携しながら、地域の感染症対策の推進を図っています。
また当地域では、当院を中心に県・市・保健所・医師会・消防・警察・ライフライン関連業者等と連携し、新型インフルエンザ等感染症の脅威から、地域の皆さんの健康と生活を守るための取り組みも行っています。
摂食・嚥下障害看護認定看護師/竹岡 雅美
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病気や加齢による影響などで、食べる楽しみをなくしてしまう方がおられます。“食べる楽しみを、もう一度”そんな思いで、患者さんや家族を応援させてもらっています。
口をキレイにする方法や、食事の形態・食べる方法を、多職種で考え実践しています。
慢性心不全看護認定看護師/冨吉 めぐみ
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心臓に疾患がある患者さんが病気と上手く付き合って生活する事が出来る様に、個別性に目を向けた自己管理能力向上のための療養行動支援を行っています。外来心臓リハビリテーションの開始にも力を注ぎ、多職種でのチーム設立を行い、高齢化が進む当地域に於いて多職種とともに地域で生活する患者さんを支える取り組みを行っています。
また、苦手意識の強い循環器看護について院内教育を通して知識・技術向上を図る取り組みにも力を入れています。
透析看護認定看護師/川東 明美
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腎臓のはたらきが低下された患者さま・ご家族に対して療養相談や指導を行います。透析療法(血液透析・腹膜透析)・腎臓移植の選択説明も行っています。
透析療法を選択された患者さまに対しては、安全で安楽な透析療法が長期に継続できるように、治療環境とケアの提供をしています。
腎臓病と共に生きる過程の中で、日常生活の過ごし方を患者さま・ご家族と一緒に考えるように心がけ、その人にあった自己管理方法を生活の中に組み込むことができるよう支援しています。
認知症認定看護師/西野 沙緒里
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認知症を患っておられる方の意志を尊重し、権利を擁護できるよう認知症発症から終末期まで、総合的にアセスメントし、各時期に応じたケアの実践、ケア体制作り、家族のサポートを行っています。また、認知症だけをみて関わるのではなく、看護師として他疾患の合併による影響もアセスメントし、認知症を患っておられる方やそのご家族が安全かつ安心できる生活・療養環境が提供できるよう包括的に支援しています。
認知症ケア委員会に所属し、高齢化が進む地域の中核病院として院内だけでなく、他機関、多職種と連携することで地域包括ケアシステムの基盤を支え、これまで以上に地域の掲げる「健康寿命の延伸」に貢献していきたいと思っています。