臨床研究について

臨床研究とは

「臨床研究」とは、病気の予防・診断・治療の改善、その原因の解明、 並びに患者さんの生活の質の向上などを目的として、医療機関の中で行われる研究のことです。薬や治療などの効果や安全性について科学的に判断するため、患者さんにご協力をいただいて行っています。
当院の臨床研究は、厚生労働省が定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき行っています。
利用する情報からは、直接個人を特定できる情報は一切削除します。また、研究成果は学会や雑誌等で発表されることがありますが、その際も個人情報やプライバシーに関わることは一切公開されません。

倫理委員会について

当院では、医師及び医療従事者が行う人間を直接対象とした臨床研究等において、倫理的かつ科学的な面から人間の尊厳や人権を守るため、倫理委員会で審議を行っています。
倫理委員会は医学・薬学など専門の知識を有する委員の他に、当院と利害関係を持たない外部委員で構成され、様々な角度から審議する体制をとっています。倫理委員会の規定、委員名簿については、以下のリンクを参照ください。

実施中の臨床研究

研究情報の公開について(オプトアウト)

厚生労働省より、新たな倫理規定の方針が平成29年2月28日に公布されました。通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明を行い、同意を得て実施します。ただし、臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究等については、国が定めた指針に基づき、研究目的等の情報を公開し、更に拒否の機会を保障することで、患者さま一人一人に同意を得る必要はないとされております。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当院での一部の臨床研究をオプトアウトの手法で行っております。なお、研究への協力を希望されない場合には、各研究担当者までお知らせください。