院長あいさつ

庄原赤十字病院のホームページを訪れていただき、誠にありがとうございます。
令和7年4月1日付で院長を拝命しました。
医師になって33年が経ちますが、縁あって当院で25年間勤務させていただいております。医師生活の大部分を当院で経験したこともあり、庄原市は私を医師として成長させてくれた場所でもあります。
はじめに地域の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。

当院の歴史は大正14年に組合立庄原病院が創設されたことから始まります。昭和18年に日本赤十字社に移管され、日本赤十字社広島支部庄原療院として開設されました。
開設当初は病床数56床でしたが、現在では248床を有する庄原市唯一の急性期医療を担う総合病院となりました。特殊な疾患を除いて市中の大病院と同等の医療提供し、「断らない」を理念に二次救急指定病院として、24時間365日、年間約5,500件、救急搬送約1,500件の救急患者を受け入れています。

また地域の皆様が健康に暮らせるよう、行政や近隣医療機関、介護施設など関係機関とも連携と取り、地域に根差した医療提供を目指していきたいと思います。現在の医療は日々進歩し、専門性も問われています。質の高い医療を提供するためにも職員の人材育成・能力向上を図り、日々努力して参ります。

当地域は少子高齢化、人口減少が進んでいる地域です。その中でも地域の皆様に必要とされ、住み続けたい場所であることの一助となるよう、4つの医療、「高度医療」、「救急医療」、「小児・周産期医療」、「地域医療」を掲げています。
また、当院の基本理念であります、人道・博愛・奉仕の赤十字精神にのっとり、地域の皆様方の健康・医療・福祉をお守りするために、職員一丸となって、庄原赤十字病院が「一つのチーム」として、誠実で安心・安全な医療を提供していきたいと思います。そして地域の皆様に信頼していただけるように努力して参ります。
どうか引き続き庄原赤十字病院をよろしくお願いいたします。

令和7年4月1日
庄原赤十字病院 院長 鎌田耕治